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審査委員長あいさつ

第39回の審査を終えて

久 隆浩 審査委員長

 本年の審査対象59件(建物55件、まちなみ4件)から、例年通り審査資料にもとづいた1次審査で10件を選出し、現地審査による2次審査を行った。2次審査に残った作品は、今回は大規模開発がなかったこともあり、いずれも甲乙つけがたい秀作ばかりであった。そのため、すべての作品に賞を差し上げることにした。 そうした中でも、認定こども園日吉幼稚園、JO-TERRACE OSAKA、城東区複合施設の3作品の評価が高く、いわゆる3賞候補はすんなりと決まった。このうち大阪市外の作品は認定こども園日吉幼稚園のみであり、自動的に大阪府知事賞の受賞となった。続いて、審査員特別賞は建築デザインとしても優れている作品に授与するものであり、議論の結果、城東区複合施設を審査員特別賞に選考することにし、JO-TERRACE OSAKAを大阪市長賞とすることにした。 これら3作品は、いずれも地域特性を巧みに受け止め、地域のシンボルとなる景観をつくりだしており、まさしく、景観建築賞にふさわしい作品ばかりである。大阪府知事賞に選ばれた認定こども園日吉幼稚園は、5mにもなる高い擁壁を手間をかけひな壇状に設計、施工することで、高低差のある郊外ニュータウンにおけるシンボル景観をつくりだしている。大阪市長賞のJO-TERRACE OSAKAは、大阪城公園駅から大阪城ホールへと人を誘う賑わいの景観づくりに貢献している。また、審査員特別賞に選ばれた城東区複合施設は、区役所や区民ホール、図書館、老人福祉センターなど住民が日常生活で使う公共施設を良質なデザインとすることで地域のシンボル景観をつくりだしている。 緑化賞に選ばれた日本生命病院、建築サイン・アート賞に選ばれた大阪北NKビルも、建築デザインとしてもまちなみに貢献しているが、日本生命病院は地域に開かれ四季折々に五感で楽しむことができる外構緑化が高く評価されたものである。また、大阪北NKビルは、歩道近くまで張り出したメッシュ状の光壁に取り付けた控えめなデザインのサインが高く評価された。

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