第18回 大阪まちなみ賞 受賞作品 -1998- (平成10年)
PONTE FICO/第18回大阪府知事賞
講評
3階建ての共同住宅2棟を上手に配置し、住宅の戸口に導く路地状のアプローチや通り抜け通路が生まれ、住宅の壁際をつたって行く心地よい小路もあったりする。通りと敷地の境界、あるいは、駐車場の空間も、普通の造園設計ではあまり使われないノーゼンカズラをからめたフレームを生かして、道行く人の眼になじませる工夫がある。住棟は、人が気軽に住むにふさわしい、屋根・壁・窓・手摺の良いデサインを組み合わせて、心ひかれる共同住宅の一風景を造り出している。バルコニーの陳腐を脱却し、奇をてらわずして人に強い印象を与えるデサイン力を高く評価する。
講評者 審査委員長 紙野桂人
概要
建築位置
羽曳野市誉田3‐16‐15
完成年月
平成8年12月
主用途
共同住宅
建築主
石橋隆
設計者
出江建築事務所株式会社
施工者
株式会社松村組