第36回 大阪まちなみ賞 受賞作品 -2016- (平成28年)
船場センタービルのリニューアル/第36回建築サイン・アート賞
撮影者 ㈱エスエス大阪
講評
ビジネス街の中心で高速道路の高架下につながる 1kmのビル。それだけでも特殊な存在であるが、竣工から 45年を経た老朽化への対応が、そのイメージを一新させた。繊維のまちのイメージを明確に示すために、着物の小紋模様を抜いたアルミパネルで包み込んだ建物は、将に建築そのものがサインとも言える存在になった。1から 10号館までのそれぞれを日本の伝統色で識別させ、横切る 9つの筋の名称と号数のグラフィカルな表現が魅力を増幅している。
講評者 審査委員 藤本 英子
概要
建築位置
大阪市中央区船場中央1丁目から4丁目地内
完成年月
2015年5月
主用途
事務所 商業施設
建築主
船場センタービル区分所有会
設計者
㈱石本建築事務所
施工者
㈱熊谷組