第20回 大阪まちなみ賞 受賞作品 -2000- (平成12年)
ノムラドーム21/第20回大阪府知事賞
講評
大阪は元気な中小企業なくしては成り立たない大都市である。しかしいま新たな経済・社会の潮流の中で、その活力の再生が問われている。この建物は自動車最終処分工場である。それは環境問題に結びつくリサイクルの課題の一端を担っているが、事業そのものは概してまちの景観や雰囲気にとって負の影響を及ぼしやすい正確を持っている。それに対してこの施設は、まさに逆転の発想に立って地区に新たな景観起こしをもたらした。道から全てを見通せる施設状況、整然として規律立った作業状況、快適な緑の外周整備、そして施設全体を大きく覆うシンプルなデザインのドームがそれである。それは、低迷を脱却するひとつの突破口を示唆する力ある成果といえよう。
講評者 審査委員長 紙野桂人
概要
建築位置
東大阪市大蓮南5‐7‐5
完成年月
平成11年5月
主用途
工場
建築主
埜村自動車商事株式会社
設計者
STUDIO TOMITA
施工者
株式会社森本組