第26回 大阪まちなみ賞 受賞作品 -2006- (平成18年)
法善寺横丁/第26回特別賞
講評
小説の舞台となり、歌謡曲でも親しまれた大阪を代表する繁華街の路地が焼失した。その再生には、多くの権利者の合意形成だけではなく、袖が触れ合うほどの狭い石畳の路地が現行の建築基準法に合わないこと、更に防火地区規定により既存の木造建物は建てられないという法的な障害も立ちはだかった。法善寺横丁復興委員会を中心にし、大阪市を含めた関係者の多大な努力により建築基準法の特例である「連担建築物設計制度」が適用されるなどにより、路地幅2.7mという昔のままの風情ある横丁が再建された。
講評者 審査委員 門川清行
概要
建築位置
大阪市中央区道頓堀1‐1・難波1‐1
完成年月
平成16年3月
主用途
飲食店舗
まちづくり主体等
法善寺会 法善寺横丁復興委員会 法善寺横丁まちづくり委員会 宗教法人法善寺