作品詳細 南海なんば第1ビル/第36回奨励賞

2021年2月6日
夏原晃子

第36回 大阪まちなみ賞 受賞作品 -2016- (平成28年)

南海なんば第1ビル/第36回奨励賞

撮影者 新建築社

講評

なんばパークスに始まった難波再開発の南端に建つ南海本社ビルの低層部には大阪府立大学の生涯学習の拠点として“垣根のない大学”はガラス張りの空間と共に“まちライブラリー”のゆったりした本箱が大きい端正な建物の威圧感を和らげライブホールと中庭で繋がる。トラック一台での全国ツアーを可能に機能的でゆとりある搬入口。開演を待つ観客が集うホール周辺の夜の風景をもう一度みたくて再び暗くなった空間へもどると、二つの建物から漏れる光の谷間のような中庭に樹々の影を浮かばせ昼間の雑多さと変わり建物の対比と明りが物語の背景のように奥深い。なんば北端から南端迄誘導するプロムナードを待つばかりである。

講評者 審査委員 夏原 晃子

概要

建築位置

大阪市浪速区敷津東2-1-41

完成年月

2012年12月

主用途

事務所

建築主

南海電気鉄道㈱

設計者

㈱大林組

施工者

南海辰村建設㈱・㈱大林組(施工協力)

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